ヒトラー最期の12日間
観てきました。
もしかして自分達以外『観る人いないんじゃないの?』なんて心配してましたが、他に結構観に来ていたので安心しました。
でも微妙に中年の方が目立ったので、『なるほど』って感じです。←何が?
何でこの映画を楽しみにしていたか、みなさん気になってるんじゃないですか??
気にしていない方もちょっと私のエピソードを知って下さいよ!
エピソード1(どっかで聞いたような・・・気にすんな!)
それは私が中学生位の頃、文化センターで催された”アウシュビッツ強制収容所”の展示会でのこと。
何でそれを見に行ったのかは記憶にないけど、たぶん興味があったんでしょうね。
多感なお年頃ですから。
結構な衝撃を受けたのを覚えています。
アウシュビッツは多くのユダヤ人が犠牲となった有名な収容所なんですが、その内容があの頃の私には衝撃的だったんです。
(こういうのが苦手な人はここからはご遠慮下さい)
(高飛びの器具のようになっていて、そこを通って頭がぶつかればセーフ
頭がつかなかったらアウト。だいたい100㌢未満だったと思う。
子供達は一生懸命体を伸ばして処刑を免れようとしたんですって。可哀想に。)
- ガス室内部の写真(結構中は広くなっていて、一度にたくさんの人が犠牲になりました。)
- 収容されていた子供の写真(5人位並んでるんだけど、全員人間の限界を超えた痩せ具合なんですよ。本当に骨に皮が付いてる位)
- 処刑をしている写真(逃げようとしてフェンスまで行ったんだけど、見つかっちゃってそこで銃殺されている人達のもの)
- 処刑に使った器具(本物)
- ユダヤ人の日記(家の秘密の部屋に隠れていた日々や、どういう扱いを受けてきたか等)
その他色々ありましたが、どれもこれも本当に残酷なものばかりでした。
エピソード2
”アンネの日記”を読んでみました。
そこでも、ユダヤ人に対する悲惨な現実を思い知ることになるのです。
同じ人間なのに、どうしてこういう扱いを受けるのだろうと悲しくなりました。
ヒトラーは世の中を汚しているのが”ユダヤ人”であると勝手に決めつけ、こういう惨殺をしていたのでしょうが汚れはヒトラーであると私は思います。
そういうことがあったので、今回映画を観ることに決めたわけです。
この映画は、最期の12日間なだけにドイツが敗戦するまでの事と、ヒトラーの朽ち果てた姿を描いていました。
ヒトラーは最後、指揮者としての能力を完全に失っていたような印象を受けました。
周囲の将軍達の忠告や意見等耳にも入れず、”自分の指揮が間違っているわけがない!”という考えだけでソ連軍と戦おうとしたのですから。
もちろん彼に背く者も現れたけど、敗戦が目前となっても彼を信じ支持する者はたくさんいました。
彼のカリスマ性と指揮者としての大きさを改めて感じました。
しかし、ヒトラーの最後には私は納得いきません。
あれだけ多くの罪のない人達を惨殺し、苦しめたのに、自分は”敵の手に自分の身を渡すのが嫌だ”とかで自害して遺体を燃やすなんて甘すぎる!(信長は許す)
罪を償うべきだし、最後まで戦え!ってすごく思いました。
彼はドイツの敗北が確定したら、戦う気力を失い、”あとは頼んだぞ”ですよ?
ふざけんじゃないよ!!
こんな人を私は支持なんてできませんよ!
と、映画を観て再確認した私でした・・・。
本当にこんなこと2度と起こしてはいけないですよ。
人間同士の殺し合いほど、無意味なものはないです。
世界平和
心から願います。
戦争反対!!と大声で訴えたい今日この頃。
武力で人は幸せにはなれません。
人間同士の心の結びつきの強さを私は信じていきたいです★☆★