虫の生還率

そういえば昨日会議室の戸締りをしに行った時の事。
”ブブブブ…”って音がしました。
『こ…この時期のこの音は。。。』って振り向いたら、やっぱりトンボが部屋に侵入していたんです。


トンボ(ってか昆虫全般)が苦手な私は、触れずに彼を逃がそうと試みたんです。
窓を全開にして誘導してみました。
でも彼はその慈悲深い私の心に背き騒ぐ一方。


『お前を捕まえたところで私に何の利益になる!!!』
そう心の中で強く思い、『さぁお逃げ!!』とやるも彼の心を乱すだけ。
結局5分ほど粘って私の慈悲も冷めました。


『あなたは死を選んだのですね。。。ではもう何も言うまい。』
そして窓をそっと閉めました。
すると彼は「良いんだよ。ここが僕の死に場所さ…」と諦めたかのように大人しく壁に止まっていました。


虫がもっとお利口さんで、自分の侵入してきたところから再び戻るという事が出来たなら。。。
無駄死にする虫も格段に減ると思いませんか?


『何でこんなところに!?』と驚く場所で見つかる虫の遺体。
彼らは生還する出口を見つけるため必死だったのだろうけど、力尽きて亡骸になってしまったわけです。


しかし時には窓という出口に辿り付くも開いていなくて力尽き、サッシに落ちているものもいる。
そして今回のように慈悲深い人間の手により窓から無事生還を果たすものもいれば、彼のように自ら死を選ぶものもいるわけです。


もしももっと…いえ、あともう一歩のところまで来ています。
だけど例外はあります。
私達の家屋に蝕むゴ○ブリやハエ、蚊、シロアリ等の害虫軍団。


これらの虫を生かしてはおけません。。。
奴らは賢い。。。
人間が日々進化するように、奴らも日々成長しているのです。


こんな奴らもいるんだから、トンボやバッタだって成長できるはず!
頑張ってもらいたいと思いました。
でも虫嫌いは絶対に治りません。絶対に!!


秋ですね。
外では鈴虫が鳴き、日本に四季があって本当に良かった…と心から感じられます。
でも彼らの姿を見たら私は卒倒し、近寄らないように追い払うでしょう。


虫との共存、今後大きな私の課題です。